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自己負担。
第10章 明かされる真実
夢乃先輩に感謝を伝えて、
先に店を出た。

わたしにはやらなくてはならない事がある。


「…もしもし…」

「葉月…。そろそろ連絡くる頃かなって思ってたんだ。
俺の家、これる?」

「はい…えっと…先輩の家はちょっと…」

学校であんな事をしていたのが原因で夢乃先輩を傷つけてしまったのだから、
気持ちがないのにもう先輩と体を重ねるわけにはいかない。

家に行ったら流されて先輩を拒めないかもしれない。



「わたしの家に来てもらえますか?」



それから30分くらいして先輩はわたしの家の前にやってきた。


そのまま近くの公園に移動する。


「葉月が言いたい事はなんとなくわかるよ。」

「…はい。」

「夢乃と話したの?」

「…はい。夢乃先輩の話きいて、
このままじゃだめだって思いました。

先輩…わたしはやっぱりまた先輩を好きになる事は難しいみたいです…。」


今回は前とは違ってまっすぐに先輩の目を見て言うことができた。
もう目をそらさない。

自分の思いに素直になるって決めたんだから。
自分のためにも、夢乃先輩のためにも。


「そっか。でも俺もね、
体だけで葉月繋ぎ止めてても辛いだけだって気付いてた。
葉月の心をどうやったら取り戻せるんだろうって抱くことしか頭になくて。」

苦しそうな先輩の表情をみると、
胸がチクリと痛む。



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