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自己負担。
第4章 正しい答え


先輩はわたしの上から離れると下着を下ろした。
反り立つ先輩のモノに、わたしは息を飲む。

これがわたしのなかに入るの…
これでやっと一つになれる。

先輩の顔を見ると照れたような表情の中に寂しさが混ざり合っているようにみえた。

「葉月、いい?」

「うん……きて」


先輩は素早く避妊具を装着するとわたしの上に多い被さった。

舌でわたしの唇を絡め取りながら自身をわたしの秘部に擦り付ける。

もう、先輩と一つになれるなら全てがどうでもよかった。

彼の時計がピピっと12時を知らせるのと同時に、
彼の象徴が、わたしの膣を貫いた。






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その夜、私は
ずっと彼の手を握っていた。

涙がこぼれないように上を向いて、
終始彼の瞳だけを見つめていた。





先輩の吐息も熱も
余裕のない表情も
私を呼ぶ声も甘い囁きも
広い胸も熱を帯びた下半身も
全部全部
しっかり体に刻み込んで。

もう離れても大丈夫なように。

先輩に会わなくても、心は満たされていられるように。





先輩がつらそうに顔を歪めるたびに
私の心は乱される。


この手を離したくないって

ずっとつながっていたいって

迫るタイムリミットに涙をこらえることはできなかったけど、

彼の全てから愛を感じられた気がした。
例えこの一瞬だけでも
先輩の100%の愛を。


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