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自己負担。
第6章 戸惑いと快楽
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「……ちゃん」
「葉月ちゃん!」
「…ぇ?」
私を呼ぶのは隣の学校の男子。
名前…聞いたけど、もう覚えてないや
結局押しに負けて、駅前のカラオケ。
はじめは主催者の優華と私をふくめた女子4人と同学年の男子4人が向かいあって話していたのだけど。
時間が経つにつれ周りの盛り上がりがハンパない。
外は真っ暗で、学生だし8時までしかいられないはずなのに
一向に出ようとしない。
そんな中私だけ帰るなんてできるはずもなく。
初っぱなの女子の
おしとやかな自己紹介の面影などまったくない。
そろそろ限界かな
なんて思ってたときだった。
「ごめん、何?」
「葉月ちゃんって彼氏いんの?」
さすが隣の有名な男子高。
いきなり軽い。
「………。」
「言えないことでもあんの?
何、ワケあり?」
この人、苦手かもしれない。
「まぁ…ね」
「教えてくんねぇの?」
「……うん。」
甘いミルクティーの入ったグラスに口をつけて、目をそらす。
なんか嫌だな、この感じ。
「……っえ!?ちょっと!」
不快な感じが顔に出てたみたいで、
気付けば彼にグラスをうばわれていた。
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