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自己負担。
第6章 戸惑いと快楽

俺はさ、
いろんな男を見てみたらいいと思うよ。
何も世の中、男はその先輩しかいないワケじゃないんだし」

「う…ん。」

「今のキスだって、
全然違ったろ?俺と元カレ」

「そっそんなの…」

「わかんねぇ?ほんとに?
目、変わってたよ。」

「…目?」

「俺を欲してる目」

「えっ!?ちっ違っ…」

「どうかな。
でもあんな目したら、男は誤解するかもよ?
手出したくなる」

「そ…そうなの?」

「さあな。まあ、俺はそうだけど。」

「手出すって…なにするの」

「は?」

「出会ってすぐなのに、手出しちゃうの?アキも」

なんか嫌だった。
私を見つけて気にかけてくれたのことに
下心があったなら。


普通の男ならって話。

オレは出さないよ
守ってやりたいって思ったコじゃないと。」

「でも…」

「ほら、なにもしないって約束するから。早く休みな。
あんま寝てなさそうだし。
俺は近くにいるから」

「ありがと。
おやすみ…」

隣にすわるアキによっかかりながら、
私はゆっくりと目を閉じた。

アキが、私の携帯に目をむけていたことにも気付かずに──。











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