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自己負担。
第7章 彼の移り香

「んっ…んぅ……アキ…」

「葉月、熱い?顔赤いよ……」

「だっ誰のせい……っ!あっ…」

アキの熱っぽい瞳に吸い込まれそうになる。
寄り道しながら家に帰ると、だいたいそのままアキの家でゆっくりする。それが最近の私たちのコース。

アキの唇は柔らかくて、
熱い舌は素早くわたしを絡め取る。
ただそばにいてキスをするだけ。
それだけじゃ足りないくらい、体が疼くのがわかる。

「アキ……んっ…」

アキが与える熱に頭がクラクラして必死にしがみつく。
思わず後ろに倒れそうになると、がっちりと頭を固定されて更に激しく貪られる。
唇が離れるとゆっくりアキの胸に顔をうずめた。

「はあ……葉月、キスうまくなったね。」

「だってアキが………」

「俺が…なに?」

ニヤリと意地悪そうにわたしを見つめるアキ。
顔が火照る。熱くて恥ずかしくて逃げ出したいくらい。
でもそれができないくらい、わたしはアキのキスの虜になっていた。

「言わないとだめ、お仕置き…」

「きゃっ!!ちょっ……んっんん…」


まったりと舌を絡ませながらゆっくりソファに押し倒されると、アキはわたしの頭を撫でながらキスを続ける。

ああ、もうこのまま消えちゃいたい。

先輩なんてどうでもいい。

アキにわたしの角のすみまで食い尽くされて、
跡形もなく消えちゃったらいいのに。



お仕置き、なんて口にするくせに、

アキはキス以上は絶対にしない。

それが何を意味するのか今は全くわからないけど、
わたしが先を求めることでアキとの関係が壊れるのも怖い。

まるで体がだけが取り残されたみたいに、
わたしの瞳と唇だけ熱を帯びていた。


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