この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
LOVE SCENE
第2章 シアワセ職人
「あ、ありがとうございます。ええと、どなたかのご紹介ですか?」

「はい、そんなところです」

「ではこちらのカードのご紹介者欄のところに」

「あ、本人が恥ずかしがってまして、伝えるなと申しておりますから」

「はぁ」

なんだかよくわからないまま、けれどもスタイリスト人生初の指名に、心の中で気合を入れる。

『顎ラインぎりぎりのボブ、毛先を軽く』と告げられ、アウトラインに注意深くシザーを滑らせた。

人見知りしないタイプなのか、女性は終始にこやかに話題を振ってくれるので、苦手な接客部分に神経を使うことなくカットを進められて助かる。

「お仕事は?」と尋ねると「営業をやっているんです。けどね、それが課長の陰謀でね…」なんて話を面白おかしくしてくれるので、特別緊張もせずにカットを終えることが出来た。

あぁ、初めての指名客がこんなにいい人でよかった。
紹介してくれたという方にも感謝しなくちゃ。


/42ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ