この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
LOVE SCENE
第2章 シアワセ職人
「彼女さん、美人なんで驚きました」
震えずに言えたかな。
「うわ、神崎さん、メガネ作ったほーがいいかも」
照れる柊二くんに上手く笑えたかな。
「このハイパー寝癖野郎をここまでスタイリッシュにしてくれて。神崎さんってゴッドハンド!」
明るい結城さまに負けないくらい明るい笑顔、出来たかな。
仲良く人混みに消えていく二人を最敬礼で見送り、私はそのまま頭が上げられずにいた。
「ミトちゃん」
店長の声にようやくカラダを起こして、気付かれないように鼻をすすった。
「ミトちゃん、頑張ったね」
背中に優しく置かれた店長の手の暖かさに、もう鼻も涙も隠せなかった。
震えずに言えたかな。
「うわ、神崎さん、メガネ作ったほーがいいかも」
照れる柊二くんに上手く笑えたかな。
「このハイパー寝癖野郎をここまでスタイリッシュにしてくれて。神崎さんってゴッドハンド!」
明るい結城さまに負けないくらい明るい笑顔、出来たかな。
仲良く人混みに消えていく二人を最敬礼で見送り、私はそのまま頭が上げられずにいた。
「ミトちゃん」
店長の声にようやくカラダを起こして、気付かれないように鼻をすすった。
「ミトちゃん、頑張ったね」
背中に優しく置かれた店長の手の暖かさに、もう鼻も涙も隠せなかった。