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第6章 讒言

　
　くわえ続けるには厳しく、大海は手で刺激しながら先へ口付ける。その間にも秘所は高虎に舐められ、とめどなく蜜が溢れていた。

　すると高虎の指が、尻を撫で、その谷の奥――不浄の穴まで向かう。大海自身の蜜を助けに閉じたそこに指を入れていく。

「っ、やめ……ああっ！」

　腰を引こうとしても、片腕で押さえられ動けない。手を止め振り向くと、高虎は嘲笑した。

「なんだ、ここは使えないのか？　妖婦なら、それくらい大丈夫だと思ったんだが……」

「い、いや、使えない訳じゃなくて、その……久々だし、準備もしてないし」

　妖婦だと思われなければ困る大海は、慌てて出まかせを口走る。だがそれは、大海をさらに追い詰める言葉でもあった。

「使えるなら逃げるな。生娘の振りをしたって、分かるんだからな」

「ぅ……んっ」

　さらに深く指を突き入れられ、大海は背を仰け反らせる。気持ち良さはあまり感じないが、体に溜まる違和感は大海を乱す。そして乱れは我慢を遠ざけ、秘所への刺激を芯に伝えた。

　早く高虎の気をやらなければ、自分が達してしまう。大海は焦りながら高虎のものをくわえるが、頭にもやが掛かって集中出来なかった。