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禁断の果実に口づけを
第1章 秋山洋子
ー秋山洋子ー
身長はさほど高くなく、ポッチャリを超えた体型。
ふくらはぎは一升瓶並みの太さ。
いつも人を小馬鹿にしている様な目つき。
化粧をしても顔色は浅黒い。
髪は黒髪のボブヘア。
お世辞にも美人とは言えない。
大学卒業後に大手保険会社に就職し、所長代理の地位に就いた。
仕事は出来るのだが、性格もいいとは言えない。
気に入らない事があると、御構い無しに人を怒鳴りつける。
一番の被害者は中途採用でこの営業所に配属されたばかりの、川端伊織(かわばたいおり)
伊織は大人しいタイプだが、華のある女。
どこか育ちの良さを感じさせるルックス。
洋子から何故か標的にされ、怒鳴られる日々を送る。
そんな姿は周りから見ても気分の良いものではなかった。