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禁断の果実に口づけを
第1章 秋山洋子
 今日も洋子の怒鳴り声が営業所に響く…
怒りの矛先は、伊織。

✾✾✾

「川端さん!」
洋子の殺気だった声。

「あっ、はい‥‥」
立ち上がり、洋子の席に向かう伊織。

洋子は伊織を睨みつける。

「あのさ、川端さん‥‥
あなた、この仕事してどれくらい?」

「はっ、は…っ半年です」
洋子の言葉に萎縮する伊織。

 「へぇー半年も居るんだ!?
それでこういうミスしちゃうの?
簡単な顧客情報入れるだけだよね?
パソコン操作も出来ないの?
半年間さ、何やってきたの?
保険会社はね、顧客情報が命なんだよ!
それを大事に扱えない川端さんってさ‥‥
仕事やる気あるのかな?」


 「あっ、……すみません……
うっかりしていて‥‥直してきます……」

 「そのうっかりでさ、誤った情報を入力されると、お客様に迷惑かけるの!
クレームを生むの!
川端さんだけの問題じゃないの!」

 洋子の怒りがエキサイトしてゆく。


 「す、すみません‥‥」
伊織はまともに洋子の顔を見てられない。

 怒りの形相は、元々、器量のいいわけでない洋子を、余計に醜くしていた。

 下を向く伊織に更に御構い無しに、洋子の気が済むまでそれは続いてゆく。

 伊織はただひたすら下を向きながら、下唇をギュッと嚙みしめた。
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