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禁断の果実に口づけを
第18章 女の本性
「ハァ…」
憂いな艶めかしい声が優美子の口から漏れた。
ベッドの前で理一と絡みつく様に抱き合い、やっと温かいぬくもりを確認する優美子。
互いにコートをバサッとその場で脱ぎ捨てた。
服を着たままの優美子の首筋を唇を這わして優しい愛撫をする理一。
そんな理一の首に手を回し、身を預ける優美子。
朝からの辛い記憶を幸せな気持ちに塗り替えたいと思えば思う程、大胆になれた。
身体を反らせ、理一の唇を受け止める。
乳房の辺りを唇が上下した。
背中のファスナーを静かに下げてワンピースを脱がし、優美子の身体をベッドに沈める。
優美子の真上に跨がり、自分のネクタイ、ワイシャツを乱暴に脱ぎ捨て、キャミソールの上から胸の膨らみに愛撫を繰り返す。
「…うぅん…あっ…」
優美子は理一の背中を抱いた。
唾液が滲むキャミソール。
ブラの下で突起する乳首は曝け出される時を待つ。
キャミソールの紐を下げ、ブラの上から膨らみや谷間にも唇を這わせ、唾液で肌を濡らしてゆく。
優しくも焦らしの効いた愛撫に優美子は感じてゆき、更に力を込めて理一の背中を抱いた。
『堕ちるならとことん墜ちても構わない。
貴方が居れば…』
そんな願いを託す様に強く強く自分の身体に密着させ、理一を掴んだ。