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禁断の果実に口づけを
第4章 洋子の帰り道、迷い道
洋子は泣きながら立ち上がり、部屋の灯りを消す。
スーツの上着を脱ぎ捨てた。
ブラウスのボタンを外して脱ぎ、スカートとストッキングも脱いでゆく……
自分で見ても嫌になる程、醜い肢体を信介に晒す。
伸介はずっとその姿を見てた。
下着しか身につけてない私を見て冷たく言い放つ。
「全部脱げよ!
怖いもんなんてないだろ?
それとも優しく脱がして欲しいのか?
抱かれたいならさ‥‥
抱かれる準備くらい自分でしてみろよ」
「シャワーも浴びてないのよ…
それに私のこの姿を見て、抱きたい気持ちあるの?」
「洋子はさ、どこまでも可愛げないねーー
男なら、みんな女の望むセックスすると思ってんの?
俺は曝け出せって言ってんの!
あんたのチンケなプライドなんて関係ないの!
今、俺が求めてんのは、裸になって抱かれる覚悟あんのかって事!」
洋子を挑発しながらも、威圧的な態度は崩さない伸介。