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禁断の果実に口づけを
第4章 洋子の帰り道、迷い道
「ーーどんな綺麗な女でも、セックスする時は皆同じ。
洋子の様に、股広げて、濡らし、挿れて貰うのを待ってんだよ!
喘ぎも匂いもそれぞれ違う個性。
みんな一緒じゃつまんない。
誰もが伊織みたいな女が好きかって言ったら、それも違う。
俺はどちらかと言うと、洋子の様な女が脱いでゆくのに興奮するタチでね!」
川端より私?
本当なの?
洋子はその言葉で、ある意味伊織の美しさよりも、今の自分に優越感を感じ、嬉しくもなった。
いつも周りから可愛いと、チヤホヤされて疎ましいと思っていた女に、到底ルックスでは敵わないと思っていたからだ。
身体も心も満たされてゆく…
身体は、より一層素直になり、ドロッとした粘液を放出し、股を濡らしてお尻の方まで伝い出す。
裸にされ、卑猥な格好になりながらも感じてしまう。
『キスはしてくれないの?』
そんな不満が頭の片隅にあった。
でも、言葉にする勇気がない。
また、伸介に拒絶されたら、今度こそ立ち直れない。
傷つくのが怖かった。