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禁断の果実に口づけを
第5章 洋子、女になる
「……お願い……
焦らさないで挿れて!!」
「洋子……
人にお願いする時の言葉が違うんじゃないの?
いつまで偉そうなの?
お前さぁーー
基本的なところはまるでダメなんだな?
それでよく名刺の様な立派な地位についたね?
本当、腐った女!」
「……おっ、お願いします‥‥
挿れて下さい。
冷たい事、言わないで下さい……」
「自分の立場分かった?
お前の可愛げなくて、ツッパるとこも、セックスを前にすればただの女なんだよ!
欲しくても、焦らされて、欲求通りにならないと素直になれねーのな!」
洋子は静かに声を殺して泣いていた。
悔しい‥‥‥
なんで、この私が‥‥‥
でも、今、伸介に抱かれないと‥‥
自分を完全否定された様な気持ちになる。
プライド高し洋子も、折れるしかなかった。