この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実に口づけを
第30章 ビターなあいつが恋しくて……

 会いたい!!
この気持ちのまま突っ走るのは、心が素直に動いているから。
でも、やたらに自分の一方的な想いを告げるのも戸惑ってしまう。
それでも、恋に正直になりたかった。
支度をして、伸介の家に向かった。
すっかり慣れた道を運転し、いつものパーキングに車を停める。
暫く歩いて角を曲がると、レトロで昭和チックなアパートが見えてくる。
愛しい人の部屋に灯りが点っていた。

 洋子はホッとしたり、ドキドキしたりと気持ちが交互した。
お土産と手作りティラミスの入った紙袋をぶら下げ、想いも願いもその中に込めた。
留守の場合も考えて、メッセージカードも添えた。




 お口に合えばいいけど……
楽しかったわ。
お土産を選んでいる時。
ケーキを作っている時。
自己満足でも、そんな気持ちになれた。
幸せな時間を有難う。

洋子




 精一杯の言葉をカードに添える。
なるべくあなたの負担にならない言葉を選んだ。
それでも、好きを込めた。



 
/506ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ