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禁断の果実に口づけを
第34章 Energy

 「……お願い……焦らさないで………」

 「あっ?」

 「ーー抱いーーて!!」

 「だよな。
ここをビチョビチョに濡らして、充てがって欲しいんだよな?
洋子」

 四つん這いにされたまま恥部を弄られ、羞恥心に震える。
 
 「気持ちいいか?洋子」 

 「………いっぱい………欲し………ぃ………」


 ずっと、この指に会いたかった。
愛しいあなたの……
ねぇ、伸介。


 あなたは伸介

  !!

 『ハッ!!』


✾✾✾

 夢から覚めた洋子は布団から起き上がる。
長い間、靄の中にあった記憶を取り戻していった。
ベッドサイドの棚に置いてあるクマのピンを手に取る。
ピンと自分の顔を擦り合わせ、愛しさを注いだ。


 下半身は恥ずかしいくらい濡れている。
確かにあなたに言われたわよね。

 『洋子は身体(マン○)は素直だって……』

 この身体はあなたを忘れたりしない。

 もう、こんなに淫乱にしてくれちゃって!!

 あなたが言う通りだよ。

 全部思い出したら、顔から火が出るほど恥ずかしいわよ!!
赤面だってするわよ!!
あなたとのエッチは、眠っていた記憶を呼び覚すくらい強烈なのよ!!

 ねっ、伸介
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