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禁断の果実に口づけを
第41章 洋子
セックスが終わった後も、背を向かれる事なく、腕の中に居る安心感。
唾液や精子に塗れた裸のままで戯れていたい。
終わった後こそ、ジワジワと結ばれた悦びが身体中を駆け巡り、心に強い結び付きをもたらすのが、本来のセックスの姿なのではなんだね。
愛しい愛しいと互いの身体を撫で回して名残惜しむ。
もう一度交わりたいと復活の意思を煽ったり……
互いに微笑み、その時間も愉しんだ。
どんなに格好つけても、股を開いて、無防備な姿を晒し、ダラダラと雌汁を垂らして、雄を身体に挿れるのが、素直なセックスの形。
雄に突き刺される度に、悶え、声を上げて気持ち良いと訴える。
これは愛の絆を深めたい、本来の男女の姿そのものなのではないのか?
そんな姿を魅せるならーー
あなたがいい。
そう。あなたに決めたの。