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禁断の果実に口づけを
第7章 理性と欲望の狭間
「何だよ?
強気な洋子はどこに行ったんだよ?」
伸介は、お構い無しに脚をガハッと開いた。
手首を縛られ、信介に押さえつけられて身動き出来ない洋子。
伸介のなすがままとなった。
また逆らって、拒絶される方が怖かったのかもしれない。
「上の口は生意気なのに、下は従順なんだよな…」
「おい、涎垂らしてなんか欲しがってんぞ!
少しヘアーくらい整えろよ!
脚開いたら、ひじきがウニョウニョはみ出てんぞ!」
伸介は、洋子の下半身を凝視し卑猥な言葉で挑発する。
「お願い…ヤメて………」
か細い声と涙目で訴える洋子。
「はっ?何?聞こえなーい!
もっとして欲しいくせに、本当に素直じゃねーな!」
伸介は鋭い眼光を洋子に向け、そう言ったかと思うとまた笑う。
「立てよ!」
布団から洋子を起こして、窓際まで歩かせた。
「ここで立って待ってろ。
言う事が訊けない様なら、カーテンを開けてお前の身体は外に晒す。
着てきた洋服は窓から投げ捨てる」
「おかしいわ!伸介、あんた狂ってる!!」
そう叫び、洋子は当然の主張をしたかのように、伸介を睨んだ。