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禁断の果実に口づけを
第7章 理性と欲望の狭間
「……どうしたらいいのか…分からない……」
もう、この言葉しか思いつかなかった。
伸介は、先程の厳しい表情から少し和らぎ、洋子に言葉を投げた。
「いつも、自分の思い通りに人が動くと思うな!
人に何かを強請るなら、謙虚な自分を見せ、図々しさを下隠しにし、悟られる事なく手にしてみろ!
生意気で口ばかり達者な女より、よっぽど可愛く見える。
履き間違えるな!!
セックスは、お前だけ気持ち良くして貰う為のもんじゃないだろ?
濡らしたら、当たり前の様に挿れて貰うなんて思うから益々ブスにしてんだよ!」
伸介は履いていたジーンズとトランクスを脱ぐ。
洋子の口元にそそり勃つペニスを差し出す。
困惑した表情になる洋子の髪の毛を引っ張り、強引にペニスを口に含ませた。
「うっ……う……うっ…うーぅ……げほっ…うっ……」
いきなりの事で頭が真っ白になりながら、口の中に入れられた異物を吐き出す事も出来ず、ただ咥えたままの状態。
頭を押さえつけられ、口の中の違和感、広がる男の匂い。
むせながら、吐きそうになった。