この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実に口づけを
第7章 理性と欲望の狭間


 「洋子、いつまで精子まみれで居るんだ?
それとも、その匂いがお気に入りか?
早くシャワー浴びてこいよ」

 私はハッとして起き上がり、伸介にシャワーを借りた。
カビも生えていてあんまり掃除が行き届いてない浴室。
シャワーで精子をかぶった髪や背中を洗い流す。
男物のトニックシャンプーも仕方なく拝借し、髪を念入りに洗った。
安っぽいボディーソープで身体も洗う。
膣も念入りに洗い浴室を後にした。

 伸介は、スエット姿に着替えていた。

 「ラーメン食うか?」

 「ラーメン…」

 「駅前の屋台。
味はまぁまぁ。
腹減ってんだ」

 「えっ?」

 「今日は泊まらなくても大丈夫だろ?
腹も減ったし、ラーメンくらいは食べて帰れよ」

 私はニヤけてしまったんだろう…

 さっきまで鬼畜の様だった男が、私の腹の心配をするのだ。
腹が立ったり、言いなりになったり、優しくされると喜んだりする自分も気持ち悪い。

 気持ち悪いけど、忘れていた女を取り戻した気にもなるのだ。
セックス惚けをした卑しい中年女には違いないが、それでも……
性に掻き乱されてしまう自分にも酔っていた。


/506ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ