この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断の果実に口づけを
第8章 洋子もおだてりゃ、健気になる
距離を近くするのも遠くするのも、自分次第なのかもしれない?
セックスを下品だと思えば、下品なセックスに身を委ねている事になる。
気持ち良く欲求を満たすプレイだと思えば、自分を卑下する事なく流されてしまえばいい。
「洋子、どこに出して欲しい?」
「えっ!?」
「さっさとしねーと中に出すぞ!」
「伸介がそうしたいなら、したらいい」
「マジで言ってんのかよ?」
「中に出すのって、そんなに気持ちいいの?」
「気持ちいいから中に出したくなるんだよ」
ハァハァと荒々しく息を吐きながらも、そんな会話を上下しながら聞いてくる伸介が可愛く見えた。
返事の代わりに私は伸介を抱き寄せた。
「オイ……洋子……マジか?マジでいいのか?」
私はギュッと伸介の背中を抱く。
ビュッと生温かいモノが体内に放出され、漏れて床の上まで流れ出した。
『あっ、私の身体に精子を出されたんだ…』
セックスを最後までやり遂げれば、そういう終わり方もある。
避妊というものより、プレイを優先させて楽しめばね…
精子を全部出し終えるまで、私の中で伸介のモノはヒクヒクと蠢いていた。
ムズムズとしたこの感触を、いつまでも忘れないだろう……