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お嫁さん
第2章 交際
賢二さんの両親にも挨拶に行こうと思っていました。しかし彼の実家は九州の熊本にあるらしく、連休がとれないから正月休みにでも旅行を兼ねて行こうと言うのです。早めに挨拶を済ませておきたかった私には少し不満でした。でも、無理を言っても悪いので諦めました。
十二月に入り少しした頃、結婚相談所へ二人の進展具合を報告に行く事になりました。
結婚相談所の二人は、私達の事を自分の事のように喜んでくれ、そしてクリスマスイブの日のホテル宿泊券をくれたのです。そのホテルは都内にある高級シティーホテル。私は一度も高級なホテルに泊まった事がなかったので興奮しました!しかもクリスマスイブの日です!
私はこの結婚相談所に相談に来て本当に良かったと心から思いました。
その日以来、私はクリスマス気分になっていました。
賢二さんとは、もう何度もエッチをしていましたが、クリスマスは別です。彼と過ごす初めてのクリスマスですから気合を入れました。デパートに行きクリスマスの雰囲気に似合うランジェリーを買い、賢二さんへのプレゼントにはブランド物のネクタイを買いました。
パートの私にはランジェリーもネクタイも少し高かったですが、結婚やクリスマスと言う不思議な魔法で、なんの躊躇もありませんでした。