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お嫁さん
第3章 サイレント・イブ
クリスマスイブ当日。
仕事終わりの賢二さんと待ち合わせをして、東京の浜松町にある某ホテルへチェックインしました。部屋に入ると、窓からは夜に煌くレインボーブリッジが見えて感動しました。
そして荷物を置き、ホテル内にあるイタリアレストランへ。店内は凄く高級感が漂っていて、私は少し緊張気味でした。私は緊張しながらも料理を食べ、ワインを飲み、そして彼との会話を楽しみ、あっという間に時間が過ぎました。私は満腹になり最後のデザートを待っていました。すると賢二さんが突然、小さな小箱を私の前に差し出したのです。
ダイヤの指輪でした!
薬指にはめてもらい、私は幸せいっぱいでした。しかし、私は賢二さんへのプレゼントのネクタイを部屋に置いてきた事に気が付きました。私がその事を告げると、賢二さんは笑いながら気にしなくて良いよと言ってくれました。そして、私達はデザートを食べ終えると腕を組んで、ほろ酔いで部屋へ戻ったのです。
部屋に戻ると私はプレゼントを賢二さんに渡しました。すると喜んで今しているネクタイを解き、プレゼントしたネクタイを結びました。そして、しばらく談笑をした後、賢二さんはシャワーを浴びに行きました。
賢二さんがシャワーを浴びている間、私は薬指の指輪を眺めてニヤニヤが止まりませんでした。