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鏡の中から…
第6章 変化
手を焼いた髑髏を炎帝の剣で斬り付け
昇華して行く
殆どの髑髏を倒して
奥へと進んで行く
一番奥の部屋のドアを開けると…
部屋の真ん中には…
真っ白のロッキングチェァーを揺らす
男がいた
「よく、此処まで辿り着けましたね」
漆黒の髪を…後ろの撫で付け
肌は…やけに白く…透けて透る程だった
瞳は…右目が紅く左目が青く光っていた
フォーマルな燕尾服に身を包み
座っていた
残虐な微笑みを顔に貼り付け
夏海と雅龍を見ていた
燕尾服を着た男は…
ロッキングチェァーから立ち上がると
畏まり…手を胸の前に翳すと
腰を低く屈め…
挨拶をした
「松平 暁也 と言います」