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鏡の中から…
第8章 始まり
キッチンに現れた夏海が…
何時もと違う
そんな些細な変化を…
神楽の家族は感じていた
だけど…聞けない
はぁ…気怠げに…ため息をつく
夏海が…やけに色っぽくって
家族は…目のやり場に困った
夏海は…
「何か嫌!」と愚痴を溢しながら
食事をしていた
家族は…聞きたくない
と、ばかりに食事に集中して
静まり返った
「何か…挟まってる感じが取れない…」
夏海の言葉に…
家族は…吹き出した
食卓に…
ご飯やおかずが飛び散る
モノの見事に
家族は吹き出した…
食卓は…惨劇の場と化した