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鏡の中から…
第8章 始まり
その夜、夏海は家族全員に…
雅龍に話した、話をした
「星が…私の未来を指し示したの
だから…父さんや母さん…御兄ちゃんには
話しておかなきゃ…と想うの」
夏海は静かに…話始めた
お婆様は…
「星が…指し示したのえ?」
と、悲しみに満ちた声で問い掛けた
星詠みは…自分が見えない
自分の未来が指し示される時…
未来は変わる
「ええ。雅龍と契った晩…
星が…私の進むべき道を示したの」
「星は…何と示したんじゃ?」
「私は、二十歳の誕生日を目前に…
この世を去る定め…と出ました
高校を卒業する年に、私は子を授かる…
雅龍と、私の子供が…産まれる
お婆様は、その子を見届けた後…黄泉に渡る
高校を卒業する年まで…
後…一年しか残されてはいない…
そして…黄泉へ渡るまで…
後…二年しか…残されてはいない…」