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鏡の中から…
第8章 始まり
父 礼二も
「私も神楽の端くれだ…
この命に変えても…お前達を守ると決めている…
夏海…お前に神楽を背負わせて…
申し訳ないと何時も思っていた…
お前が…受け入れた人生の果てを…この命に変えても…守っていくと…約束する」
夏海に…何があっても守ると…約束した
父として…
我が子の花嫁姿を見る事なく…
逝かせるのは…
嫌だった…
娘の…花嫁衣装を着た姿を…
何時か見られるものだと
当たり前に思っていた
なのに…
礼二は…堪えきれず…嗚咽を漏らした