この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
鏡の中から…
第8章 始まり
夏海は…こんなにも家族に想われて…
大切にされてる…
そう感じ…胸が痛かった
別れたくなどない…
別れを言う…年ではない
「私が雅龍を受け入れた時
星は…私の未来が変わった事を告げた
本来…星詠みが、自分の未来を見てはいけない…
自分の未来は…絶対に見えない…ものなのにね…
私の前に…私の星が…見えた
星は告げた…
お前の人生が…指し示す方角が…変わった…と。
そして教えてくれた
残り少なくなった…私の人生を。
私はそれを受け入れました
私は…残り3年を…悔いなく生きる
来年子を妊娠し
二十歳になる前に…この世を去る
それまでは…精一杯に生きる
そう決めました
そして、この命が終えた時…
私は雅龍と共に…逝きます」
夏海は…改めて…
家族に告げた
総て…受け入れた事だと…
夏海は…笑顔を浮かべ
家族に告げた