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鏡の中から…
第8章 始まり
春海は「まだ、2年以上もある!」と夏海に送った
2年…しか………ないとは言わない!
「その2年の間に、お前は母になるんだ
そのお転婆を治さないと…ね」
「失礼ね!私はお転婆なんかじゃないわ!」
夏海が言うと、春海は肩を竦めた
母の香住も「そうね。2年以上も、あるわね」
と、自分を納得させる為に告げた
2年…
2年以上も…あるわ
直ぐじゃない…
2年…と言う時間が…ある
「母になるなら、少しはおしとやかにならないとね!」
「失礼ね!私は何時もおしとやかよ!」
夏海が言うと
家族全員+雅龍が首を横にふった
ムカッとして、横に座る雅龍の足を蹴飛ばした
「……っ!」
雅龍は蹴られた足を、さすさすした