この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
鏡の中から…
第11章 母になる
1月25日
夏海は破水した
子供の成長に…夏海の体が耐え切れなかったからだ
破水した夏海を抱き上げ毛布で包むと、雅龍はお婆様の所へと走っていった
「雅世!夏海が!!」
お婆様と香住は立ち上がり
「雅龍、車に乗せなさい!」と命令した
香住は車のキーを掴むと、玄関まで走りエンジンをかけヒーターを入れた
お婆様が、夏海を抱き上げた雅龍と共にやって来て
車に乗り込んだ
車は飛鳥井の主治医の所へ走る
信号待ちで飛鳥井の主治医の所へ、これから連れて行くと連絡を入れ
車を走らせた
病院に到着すると待ち構えたスタッフが、夏海をストレッチャーの上に乗せて…
分娩室へと向かった
雅龍は心配で…堪らなかった
香住は雅龍を連れて…お婆様と共に看護婦に案内されて
分娩室への前へと移動した