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鏡の中から…
第12章 愛しき日々
お婆様は…見事…神楽を続かせ
黄泉へと渡った
「真贋には…何から何まで…お世話にな」
夏海は康太にお礼を言おうとするのを遮り
「夏海、子育ては…どうよ?」
と、話題を変えた
それを受け取り夏海は笑う
「毎日が大変!
まるで戦場です
動きが早くて捕まらないし
何だか…子育ては体力勝負だと初めて気付きました」
母の顔で夏海が笑う
雅龍も父親の顔をして
「双子ゆえ…なんでも同時にだから、大変ではありますが…毎日が充実してます」と付け加えた
「高校の卒業式は出たのかよ?」
「ええ。早目に出て来てくれたので、卒業式は参加出来ました」
心残りは…皆と一緒に卒業式を、迎えたい
だった
その夢が…叶って
夏海は高校の卒業式に出られた
産後と言う事もあって…謝恩会は…参加出来ず帰ってしまったが…
念願の卒業式に出られた
そして、卒業証書を手にして…
記念写真も撮れた
大切な思い出が…出来た
我が子に見せれる写真が…
1つ増えた