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鏡の中から…
第14章 またね


「凰星は僕の戸籍に入れる事にしたから!
僕は父になるんだからね
時間の都合のつかなくなる生活なんて捨て去らなきゃね
有名大学より、僕は凰星を育てる方の日々の方が、断然燃えてるんだから、心配なんてするなよ!
お前は余計な事は考えなくて良いんだよ!
総て…僕が引き継いでやるから…
お前は何も気にするな!」

兄の愛だった

早くしてこの世を去る

妹に…

してやれる事は…総てしてやりたい

そう願い…選択した

後悔なんてしていない

この先…後悔する予定もない

総て自分で選んだ事なのだから…

春海は…夏海にそう告げた

夏海は涙を拭いながら…

「ありがとうお兄ちゃん!」

と、言葉を遺した

これが最期の…御礼だから…

遺しておきたかった

春海は何も言わず

微笑んでいた

その顔は…一年前より大人びて

妹に背負わせて来た神楽の家を背負う

覚悟と…

信念を見せていた





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