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鏡の中から…
第16章 永久不滅


仲良く抱き合う親子を見て……

流生は康太に抱き着いた

「母ちゃん……誰よりも愛してる…」

「どうしたんだよ?流生」

康太は流生を胸に抱いて撫でた

音弥も康太に抱き着いて

「母ちゃん……僕達を置いて逝かないで…」と泣いた

「甘えん坊だな音弥は……
例え……この世にいなくなっても……
オレはお前達を愛してる……」

「いやだ!そんな事を言うな!」

流生は駄々をこねた

太陽と大空も「「母ちゃん!」」と抱き着いた

烈も負けずと抱き着いて

「母ちゃん……オレ……また母ちゃんが必要な年だから……」と甘えた

煌星は「執行部の部長が甘えてる」と揶揄した

烈は煌星と凰星と海と同い年だった

「煩い!生徒会長!」

凰星が「泣き虫なんだね君」と揶揄すると

「副会長!お前も泣いてるやん!」と反撃した

康太は笑っていた

「そっか……烈は若旦那の子と同級生か…」

康太が言うと戸浪は「そうですよ!よく我が家に来てますよ烈は」と教えた

康太は烈の頭を撫でた

「烈……兄さん達と仲良くな……」

「嫌だ!母ちゃんそんな事を言うな!」

泣き叫ぶ烈を流生は慰めた

「取り敢えず泣き止め烈!」

「りゅー兄さん……」

「そうそう!鼻水拭きなよ」

「音弥兄さん…」

「馬鹿だなぁ烈は!母ちゃんは殺しても死なねぇよ!」

「翔兄さん」

「そうそう!ほら鼻水凄いぞ!」

「太陽兄さん…」

鼻水を拭いてくれるのは大空だった

「大空兄さんありがとう」

「烈、これ以上泣くならおやつ抜き」

「……えぇ!大空兄さん…泣かない…」

大空は烈の頭を撫でた

6人の兄弟は何時も仲良しだ

煌星と凰星はそんな6人兄弟を見ていた

「母さん父さん、僕達には強いお手本がいます!
だからこれからも大丈夫です」

と凰星は両親に言った

「そうそう!血は繋がらずとも、その絆が強力なら決して曲がる事なく逝ける
俺は兄弟とも仲が良い!
だから大丈夫だよ」

煌星も両親にそう言った



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