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鏡の中から…
第4章 修行へと
夏海は母屋に行くと
「失礼ね!今のは雅龍だからね!」と宣言した
雅龍は…申し訳なさそうに
「すまぬ…我が割った」と詫びた
お婆様は楽しげに
「夏海、初夜はどうであった?」と尋ねた
「初夜?そんなん有る訳ないでしょ?」と豪快に笑った
「私は、私を愛さない男に捧げる気はないから!」
お婆様は、ほほう…と感心した
「雅龍が相手では…不足か?」
「神楽 茜 」
え?え?え?え?
家族は…始祖の巫女の名前をあげられ…
何なんだ…それは?と疑問を持った
「神楽 茜がどうした?」
「始祖を想って、他と契って来た不実な奴とは…出来ないって言ってやったわ」
「見たのかえ?」
夏海は答えない
「母さんご飯!」
答えないのが答えだった