この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
鏡の中から…
第4章 修行へと
「神楽には黄泉の眼はなかろうて?」
雅龍がボヤく
何もかも見透せる黄泉の眼
それは女神から授けられた者にしか持てぬ眼
「確かにな…眼はない」
お婆様が雅龍の相手をしてやる
「なら、見えるのは無理であろう」
「夏海は始祖 神楽 茜を越える
覇道を詠む力は…真贋直伝
真贋が…伴侶を得てなくば…夏海を差し出したかった位だわ」
「覇道を…?」
「そうじゃ!星詠みも出来るぞい」
「神楽は何時から占星術まで取り入れた?」
「取り入れてはおらぬ」
「え?」
「夏海の持っての気質!
覇道を使えば…お主など容易く…消せる」
嘘…
戯れ言だと想っていた
雅龍は…言葉をなくした