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鏡の中から…
第4章 修行へと
飛鳥井康太は何時もの席に座ると足を組んだ
「久し振りだな 雅世!夏海!香澄。
今日は珍しいもん連れてんじゃんかよぉ」
康太は瞳を輝かせ…雅龍を見た
「雅龍、幾久しいな…」
康太が言うと雅龍は、康太を見た
「100年前にお逢いした時より、今世は育ちが…悪いと見える…」
100年前は、すらりとした青年だった…筈
今世は…少し感じが違った
康太はカチン…と来た!
人の気にしてる事を…!
「捨てておけ!昇華してやろうか?雅龍?」
康太はニャッと嗤い…雅龍を、睨み付けた
「ご冗談を…」
「オレは何時も本気だぜ!
忘れたのかよ?雅龍?」
返されて…雅龍は謝るしかなかった
「申し訳ございませんでした!」
雅龍が謝る姿を…夏海は初めてみた
「夏海!」
急に康太に呼ばれ…夏海は慌てた
「はい!」
「良い伴侶を得たな!」
「冗談は起きてから言え!」
夏海は怒った