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鏡の中から…
第4章 修行へと
「雅世、楽しみだな。
まだ逝けねぇかんな!」
まだ逝くなと…康太が言う
お婆様は「まだ逝けぬのか?」と残念そうに問い質した
「夏海の子が生まれれば、お前の神楽での使命は終わる
それまでは踏ん張るもんよー!」
康太の言葉を聞き…
お婆様は…がっくし肩を落とした
「何時になるやら…」
「雅龍が夏海だけを愛せば…
夏海とて…股を開くもんよー」
下品な事をさらっと言うと…
「康太!」と榊原が止めた
夏海は…もぉ、勝手にして!と心の中で毒づくと…パリンッとコップが割れた
「未熟だなぁ~」
康太にズバッと言われ…
夏海は…はぁ…とため息をついた