パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 おうさま

「ミアは小さいな」

「う……」


覆いかぶさって、今度は鎖骨のあたりを口付けながらそんなことを言うものだから言葉に詰る。


（た、確かに胸はないほうだろうけど……っ）


「どうした？」

「こ、これから、大きくなります……もん」


私の反応に不思議そうに顔を上げたる。無意識に胸を隠す形で答えるとジバル様は笑った。


「そのことじゃない。まあ、小さくても可愛い。見せてみろ」

「そ、そんなの……」

「ミアの全てが見たい」

「……ずるいです」


そんなの布団の中に入った意味がないじゃないかと思いながらも逆らえずに手をどかすと、彼はそっとその双丘に触れ、やわやわと揉みこんだ。
じんわりとした心地良さに思わず目を細めていると、ふいにその先端に唇を寄せる。ぬるっとした感触に息を上げると、彼の嬉しそうな声が響く。


「ほら、可愛いな」

「ん、も、もう」


恥ずかしさで唇を噛む。ジバル様は気に入ったようにその硬く勃起した乳首を舐めしゃぶり、片手でもう片方の乳房を揉み、時折指先で乳首をぐにぐにとこね回す。もう片手は腰やわき腹を摩り、与えられる糖蜜のような刺激に怖くなった私がその手に触れると指を絡ませてぎゅっと握ってくれた。


「は、……ふ、ん」

「気持ちいいのか」

「ふ……、はい」

するともう片方の乳頭も舐る。時折わざとなのかぴちゃぴちゃと水音を立てて啜ったり舐めたりするものだから、ジバル様が満足して解放する頃にはもう花弁がジンジンと脈打っていた。

早く触れてほしい。その思いで無意識に下半身を彼の体に擦り付けるようにすると、またも意地悪そうに目を細められる。


「なんだ？」

「あ……」


けれど恥ずかしくて言えない。繋いだ手にぎゅっと力をこめても、彼は面白そうに私の腹に口付けを落とすだけだ。


「……意地悪ですね」

「ミアが可愛くてな」


そう言うと彼は舌を這わせ臍をくすぐり、ゆっくりと丁寧に下着を脱がせた。