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偽りの身の上〜身代わりの姫君〜
第1章 プロローグ
「ど、どうか、……ッ」
慈悲を乞う私の言葉を遮るように、未開の花弁に熱い滑りが押し当てられる感触。
そのわずかに触れた部分からでもドクドクと脈打つ熱の塊が感じとれ、恐怖で心臓に刃をあてたような錯覚すら浮かぶ。
「おうさ、ま――ッッ!!!」
ぐずず、と侵入してくる楔に、引き攣られるような痛みと熱さ。強引に挿入ってくる質量の大きさに、熱さに、硬さに、言葉を忘れ息が詰まった。
「ふッううぅぅぅ!」
痛い、熱い、苦しい、怖い。
そんな考えに頭が支配されて、腰が逃げそうになるのを大きな両手が許さなかった。深く深く突き入れるように腰を進め、またこちらの腰を掴んで私の体も引き寄せる。
「あう、うう、う、あっ」
次第に始まる抽送に、膣内からも粘液が出始めたのかぐちゅぐちゅと音を立て、最初はギシギシとしていた肉壁が次第に滑らかに動きだす。
大きなカリがまるで内臓を抉るように、容赦なく打ちつける度にメリメリと硬く閉じていた肉を押し退け、粘膜を擦り上げる。その凶暴な肉棒に私は目尻に涙が浮かび、首を振ってその苦しさから逃れようとする。
「ひいっ、ひいいッ、うう、うううあッ」
膣が引きずり出されるんじゃないかと思うほど凶悪なそれを、引き抜くギリギリで止めて、入り口付近の感触を楽しむようにくぽくぽと亀頭を出し入れする。その度に狭間があられもなく拡がるのを感じて、あまりの羞恥に再び両足に力がこもってしまう。
「ふう、ふうぅ、んン……あ、あアァ……っひあぁ!」
拡げられる感覚はどこか切ない甘さを伴った。今まで苦痛に耐えていただけの呻きに、自分でも分かるほどの鼻にかかる喘ぎが混じり出すと、急にぐっとまた奥深く埋められ、腹に収まっているのにまるで喉まで串刺しにされたような圧迫感。目の前がチカチカした。
「あぁあっ、ああっ、や、あ、っあ、ぁあッ」