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エンブレム──奴隷契約編
第6章 奉仕調教

「ああ、なんて美しい女なんだ」
田島はそう思った。
それは初めて麻美を見た時のトキメキに似ていた。
「なかなかいい返事だったぞ。褒美をやる、何が欲しい?」
「え?」
意味がわからず麻美はキョトンとした。
「お前は頭の良い子だ。よく考えて答えろ。どうすれば俺が喜ぶのか、奴隷にふさわしい褒美がなんなのかをな」
吐き気が襲うなか麻美は必死に考えた。
自分が欲しいもの、でもそれは田島が喜ぶものでなければいけない。
「さあ答えろ。今のお前がもらうべき褒美が何なのか。俺を喜ばせてみろ」
答えを思いついた時、麻美の背中にゾクッと寒気が走った。
「ご、ご主人様の……ご主人様の……」
あまりの屈辱に麻美はなかなか答える事ができなかった。

