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エンブレム──奴隷契約編
第8章 服従の日々
翌日の放課後、田島は生徒指導室で麻美を待っていた。
昨日あれほど酷い事をしておきながら、「麻美は必ず来る」と確信していた。
陵辱行為の最中、田島は麻美に奴隷としての素質と才能を垣間見た気がしたのだ。
10分ほど待った頃、コンコンと指導室のドアが小さく鳴った。
その遠慮がちなノック音で、ドアの向こうに居るのが麻美と圭介だとすぐに分かった。
「入りなさい」と田島が言うと静かにドアが開き、二人がうつむきながら入ってきた。
「圭介、もうお前に用はない。早く練習に行け」
二人の姿を見るなり、田島は圭介を叱った。
「で、でも先生……」
「よく聞け圭介、麻美はこれから毎日お前の練習が終わるのをここで待つ事にする。異存はないな?」
「なっ……これから毎日ですか?」
圭介は驚いた。
野球部の練習が終わるまでの約二時間、田島は麻美を辱しめるぞと宣言しているようなものだからだ。
「キャプテンのお前が行かなきゃ練習が始まらんだろ。早く行け」
「わ、わかりました……」
圭介は返す言葉も無くトボトボと指導室を出ていった。
「さてと……」
田島はゆっくりと椅子に腰を降ろすと、相変わらずうつむいている麻美を見つめ口を開いた。