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エンブレム──奴隷契約編
第8章 服従の日々
「これからはこの部屋に入ったらすぐに俺の前に膝まずけ。そして、ご主人様、今日も奴隷の私を可愛がってくださいと床に頭をつけてお願いしろ。これは基本的な礼儀だ、分かったな?」
「はい……」
「返事が違う!」
「は、はい。わかりましたご主人様……」
麻美は田島の前に膝まずき、ギュッと唇を噛み締めながら床に頭をつけた。
「ご主人様、奴隷の私を……可愛がってくだ……さい」
麻美が言い終わるやいなや、田島は上履きを履いたままの足で麻美の頭を軽く踏みつけた。
「奴隷にふさわしい無様な姿だな麻美。今の気分はどうだ?惨めで泣きそうか?それとも嬉しいか?」
「嬉しいです……ご主人様」
「ほう、なかなか良い返事だ。お前も自分の立場が少しは分かってきたようだな」
ご褒美とばかりに田島は足をに力を込め、グイグイと麻美の頭を踏みつけた。
「麻美、今日はお前に奴隷の心得を教えてやる」
床に這いつくばる麻美を見下ろし、田島は冷ややかな笑みを浮かべた。