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エンブレム──奴隷契約編
第8章 服従の日々
「お前の役目は俺を喜ばせ満足させる事だ。どうすれば俺が一番喜ぶか分かるか?答えてみろ」
「そ、それは……ぐっ」
グイグイと頭を押さえつける田島の足が麻美の思考力を奪う。
麻美は苦痛と屈辱に歪んだ顔でこう答えた。
「ご主人様の命令に……命令に従った時です」
「惜しいけど違うな」
田島はスッと足の力を抜き、麻美に身体を起こすよう命じた。
「叱られる……」
答えを否定された麻美は恐怖に身体を震わせた。
昨日経験したイラマチオの苦痛が脳裏りに甦ってきたのだ。
しかし、田島は椅子に座ったまま動こうとしなかった。
「麻美、明日までに答えを考えてこい。今日はもう帰っていいぞ、圭介の練習を見にいくがいい」
「え?」
意外な言葉に麻美はキョトンとした。