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Short Cake〜官能短編集〜
第1章 チョコブラウニー
「…とう……加藤!」
「んっ……沢口…せんせ?」
ぼんやりと視界に映るのは白衣を着ていない先生。
なんで…?
あたりを見回すと化学準備室のソファに寝かされていることに気づいた。
「起きたか?」
先生は私の頭を撫でながら顔を覗き込んでくる。
「私、眠って…?」
「そうだよ。あの後すぐ寝ちゃったから、こっちに運んだんだ。
もう遅いから送ってく。」
私服姿の先生は白衣の時と違って大人な雰囲気があってキュンとする。
先生に手を引かれ立ちあがると、そのまま胸に引き寄せられた。
先生の腕にギュッと抱きしめられる。
「せんせ…
好きです。
ずっと好きだったんです!」
先生の胸に顔を埋めていて表情が見えないことをいいことに
勢い余って告白してしまった。
でもここで言わないと後悔してしまうような気がしたから。
「加藤……
だめだそれ以上言ったら。
俺抑えられないから…」
そう言うとわたしの顔を包み込んでそっと唇を合わせた。
「卒業するまで…な?」
「じゃあ卒業するまで学校ある日は毎日会いに来ます…」
先生はニヤッと笑うと耳に唇を近づけて囁いた。
「いいよ。毎日意地悪してあげる。
でも毎日学校で俺にいじられに来るなんて、
加藤は変態だな……?」
カアアっと顔が熱くなるのがわかる。
優しい先生のこんなエッチでSな一面を知っても、
さらに好きになってしまった私なのでした。
これからどんどん先生好みのカラダに開発されてしまうのはもっと先の話………
つづく?
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