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Short Cake〜官能短編集〜
第3章 チェリーパイ
「…怖い?」
「少しだけ…」
「でもみて、ほらココもうこんなに濡れてる…」
顔が熱い。耳まで赤くなってるに違いない。
若社長はぎゅーーーっとわたしを強く抱きしめる。
「大丈夫だから。
ね?」
顔をぐっと近づけて覗き込まれると、
きゅんと胸が高鳴るのがわかる。
「…好き…」
「え?」
「好きなんです。
いけないってわかってて、
それでも毎日一緒にいられるだけで幸せだって思ってたのに…」
「うん」
彼はわたしの目に滲む涙を親指でぬぐってくれる。
「いつもちがう女の人と一緒だし、
ちがう匂いするし…」
「わかんない?
妬かせたかったんだよ。」
「わっわかりません!!」
ポロポロと涙が流れる。
本当に信じていいのだろうか。
「確かに会社の付き合いでクラブとか行くことはあったし、キスマークとかつけられたことはあるけど、
誰とも寝てないし手も出してないよ?」
そういうと若社長は握っていたわたしの手を若社長の股間へと誘導する。
「なっなに……!?」
驚くわたしを気にも止めずにわたしの手を開いて自身に触れさせる。
すると硬くて大きい感覚に手を引っ込めてしまった。
「ほら、俺、藤岡くんにしか勃たないから。安心して?」
かわいくほほえむけど、言ってることは全然可愛くない。
それに一人称が僕から俺になって、
なんだかいつもより強引に感じる。
膨張した彼のそれは、はちきれんばかりにスーツのズボンを押し上げている。
「ごめん、我慢できない。」
彼は急に真剣な顔になって、噛みつくようにわたしの唇を奪う。
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