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Short Cake〜官能短編集〜
第2章 モンブラン
「ほら、シェリーこっちへおいで。
僕とゆっくり話でもしよう。
そうだ、お茶を運ばせようか。」
はあ、はあと切れた息を整え、
めくり上がったスカートを戻すとディランに手を引かれてソファに座るよう促された。
下着を取り上げられた今、
濡れている状態で座るとスカートが汚れてしまう。
「ソファは…ちょっと…
お兄様!?ちょっ…きゃ!」
それを思って横に立っていると、ディランお兄様にむりやり手を引っ張られ
ソファに座る彼の胸に飛び込む形になった。
「だめだよ。シェリーが横に立っていたら僕だって話しづらい。ちゃんと座って?」
「はっはい……」
スカートが汚れないように気をつけながら足を閉じて座り直す。
するとディランお兄様は柔らかな笑顔をつくって
携帯を取り出すとメイドを呼んだ。
「もしもし、リズ。
シェリーの部屋にお茶頼めるかな?
あとシェリーの新しい下着も」
《かしこまりました、本日はセイロンティですがよろしいですか?》
「ああ、かまわないよ。
早めに頼むね。」
《はい。準備が出来次第急いで伺います。
それでは失礼いたします。》
二人のやりとりを聞きながら更に顔が熱くなるのがわかる。
ディランお兄様が来ると度々私の新しい下着を持ってくるよう頼むことがある。
リズはいつもそれをどう考えているのだろう。
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