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Short Cake〜官能短編集〜
第1章 チョコブラウニー
大好きな沢口先生。
わたしの高校で、化学の教員をしている。
今日もかっこいいなあ…。
「由梨まーた沢口見てんの?
あんな冴えないメガネのどこがいいわけ?
わたしにはさっぱりわかんないわー」
「いいの!!わたし中では理想の男性なんだから♪」
みんなは沢口先生の表しか見てないからそんな風に言うんだ。
わたしは知っている。
先生の全部を。なんていったら大げさだけど。
メガネの奥に隠れているキリッとした二重の瞳。
白衣を脱げば細身なのにがっしりとした筋肉が程よくついた体が姿を現す。
嫌いな化学だけど、先生の授業だから頑張れる。
今日も授業そっちのけでうっとりと先生を見つめていたら。
「今日はここまで。
おい加藤、放課後
化学準備室来いよー。」
まさかの呼び出し!?!?
「ほーら授業まともに受けてないからお叱りだよ。でもよかったね、また先生と二人きり。」
「うん!!!」
お叱り万歳!先生と二人きり!!
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