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Short Cake〜官能短編集〜
第2章 モンブラン

「んっ…んう……あつい…」

「シェリー…すごい良かった。
こっち向いて?」

セドリックお兄様の萎んだモノを締め付けながらゆっくり後ろに振り向くと唇を奪われる。

「んっ…んん……」

目を閉じてセドリックお兄様の熱を感じる。
こんなに激しいのは始めて。今回以上に感じたことがあっただろうか。


「シェリー、抜くよ。」

セドリックお兄様はズルズルと自身を引き抜くと体から一気に力が抜けて座り込んでしまった。
足がガクガクと痙攣して力が入らない。
床にトロトロとお兄様がわたしのナカに吐き出した白濁が流れ出るのがくすぐったい。

セドリックお兄様は素早く自身を拭き取るとわたしをお姫様抱っこしてベットへと運ぶ。

「セドリックお兄様…ありがとう…」

ぼんやりとした意識の中抱き上げて運んでくれた彼にお礼を言うと、
セドリックお兄様は私に優しく微笑んで額にキスをしてくれた。

「シェリーすごく可愛かったよ。
俺とディラン…どっちが良かった?」

頭を撫でられながらわたしも微笑み返す。
その質問に答える事なく、私はゆっくりと眠りに落ちた。










その日見た夢はセドリックお兄様とディランお兄様2人にぐちゃぐちゃになるまで抱かれる夢。

どちらも違う快感があってどっちかなんて選べない。
それに2人一緒に抱かれる快感を、
カラダが知ってしまったから。

たまにはこういうのも悪くないな…
なんて思ったり。

次の日お茶の時間にリズが出してくれたモンブランを頬張りながら
こんな経験ができるなんて、
この屋敷に引き取られて良かったのかもしれない…
と思う私がいた。



fin.
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