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Short Cake〜官能短編集〜
第3章 チェリーパイ

どうなってるの?
混乱とあまりの息苦しさにぎゅっと目を瞑ると、そっと唇を離してくれた。

はあ、はあ、と2人から荒い吐息が漏れる。

「もう、いつになったら気付くの?」

「…え…?」

若社長の少し怒った表情に、
更にわからなくなってしまった。


「2年間も密室に一緒にいて?俺もここまで良く耐えてきたと思わない?」

「…はい…?」

「だから!もう!!好きなんだって!」

初めて聞く若社長の大声に恐縮するのと同時に、若社長の言葉をリフレインする。

好き?誰が、誰を?

「俺がどんなに距離詰めたって全然動じないし可憐にスルーされるし。
それってなに?天然?」

「そっそんなつもりじゃ…!!」

「もう、黙って…」

若社長の綺麗な瞳が近づいて、吸い込まれるように唇を合わせる。
こんなこと、絶対ありえないと思ってた。
4つも年上なのに。
大好きな若社長とキスしてるなんて。
こんなキスだって、きっと誰にでもしてるに決まってる。
それでも、この幸せな時間を逃したくない。

そう思った束の間、急にミーティングのことを思い出して若社長を引き離す。

なにやってるの私!!ここは会社なのに!

「若社長!!こんなことしてる場合じゃっ……やっ!?」

若社長はわたしの肩と膝裏に手を入れるとさっと抱き上げる。

「ちょっおろしてください!ミーティングが…」

私を若社長用の大きなデスクの上に下ろすと、真剣な顔つきで私を見つめてくる。

「黙ってって。ミーティングなんていい。
今はこっち。」

そう言って若社長は私の両手を掴むと机の上にゆっくりと押し倒した。

「んんっ……ちゅ……んぁっ……はあ…」

若社長のキスは濃厚で、なにも考えられなくなる。
気付けばスカートを捲られ、若社長の手は下着にかかろうとしていた。
先ほどの恐怖を思い出して、ピクンと体が反応する。




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