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第14章 食べたい？

その数日後

萩原からメールが届いた



内容は

エミへの
仕事依頼だった


今は仕事していない
って説明したのを
萩原は仕事を探している
って思ったみたいだ


萩原の家はパン屋で
バイトの子が急に辞めて
困ってるとのことだった


仕事の内容は
午前中
裏で洗い物をするだけだから
接客はしなくても
いいらしい


慣れてきたら
パン作りも
手伝えるらしかった


エミが
ずっと家の中にいるのもな…
と、思いはじめてた俺には
いい知らせだった


パン屋は萩原の両親がやってて
2人ともいい人だから安心だ

それに
俺とも長い付き合いだから
ちょっと変わった子だって
説明もできる


しかも接客しなくていい上に
履歴書すらいらない

慣れたらパン作りもできるなんて
料理が好きになってきたエミには
最高じゃないか



まぁでも


エミの気持ち次第だけどな